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最新:ダブル・ブレインの評価は!?特徴と実力を徹底分析

野村證券が出す久しぶりのヘッジファンド型投資信託ダブル・ブレイン。

 

運用開始から1年、継続的に資金が流入し、ついに運用残高は1000億円の大台を載せました。

 

しかし中身がわかりにくいという点もありますのでここで改めてその特徴などを紹介していきます。

 

投資家
ヘッジファンド型投資信託で1000億はすごいね
儲極
確かに。ヘッジファンド型は三菱UFJ証券と野村證券が力を入れているイメージだね。野村はマン社傘下のブルークレスト社と資本業務提携していたことがあるから、マン社とも仲がいいんだ。
儲極
ほかの有名なヘッジファンド型投信としては三菱のウィントン系のファンドがあるけれど、もう残高はそんなにないみたいだね。
投資家
注意点はありますか?
儲極
このファンド実は、マン社の得意なトレンドフォロー戦略の割合は少なくて、リスクコントロール戦略という、欧州で一時期はやったリスクパリティ型の運用戦略の一種なので下げ相場で高いリターンとはいかないと思うよ
投資家
ということは、ヘッジファンド型投資信託といえるのでしょうか?
儲極
まあ、一部は入っているからね。ただ私のイメージはただのバランス型投信・・・・何よりもメインのリスクコントロール戦略の実績がシミュレーションというのは、多くの資金を預けるには向いていないかもしれないね。

コロナショック後のダブルブレインについて6/30日時点データ

 

儲極
ダブルブレインのシステムは本物だった!コロナショックにも無事対応できており、素晴らしいシステムといってもいいだろう。少なくともこのシステムは、ロボアドバイザーなどといわれるウェルスナビやTHEOなどよりもよっぽどシステム的には優れており、魅力のあるプログラムを構築しているといえよう。詳しくは下記の関連記事を見てほしい。

2020年3月16日の週に、株式と債券の同時下落が観測されたため、ブレーキが発動しました。

月間でブレーキの発動はありませんでした。

基準価額騰落率は+0.46%となりました。円建て外国投資証券である「マン・ファンズIX-マン・インスティテューショナル・ポート フォリオ・チタニウム-日本円クラス」を高位に組み入れました。

「マン・ファンズIX-マン・インスティテューショナル・ポートフォリオ・チタニウム-日本円クラス」を構成するターゲットリスク戦略

(リスクコントロール戦略)及びダイバーシファイド戦略(トレンド戦略)のそれぞれのポートフォリオの運用概況は以下となりま す。

ターゲットリスク戦略(リスクコントロール戦略)

当月の騰落率は+1.40%となりました。セクター別ではファンドに対するプラスの影響が大きかったのは株式、インフレ連動債セ クターなどとなりました。個別の寄与度でブルームバーグ商品指数、フランスインフレ連動債(10年)などが上位となりました。

ダイバーシファイド戦略(トレンド戦略)

当月の騰落率は-1.92%となりました。セクター別ではファンドに対するマイナスの影響が大きかったのは通貨、コモディティセ クターなどとなりました。個別の寄与度では砂糖のショート、アルミニウムのショートなどが下位となりました。

リスク水準を勘案したポートフォリオの投資配分比率は、ターゲットリスク戦略(リスクコントロール戦略)は84.8%、ダイバーシ ファイド戦略(トレンド戦略)は15.2%となっております。

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ダブル・ブレインのメリットデメリットとは!?

 

ダブル・ブレイン基準価格&運用残高推移
ダブル・ブレイン基準価格&運用残高推移

 

ダブルブレインはおおよそ1年でリターン18%、運用残高1100億円の大ヒットファンドです。

 

投資信託の分類は追加型投信/内外/資産複合/特殊型(絶対収益追求型)ということで、ヘッジファンド型投資信託といってよいと思います。

その特徴は

  1. システムが24時間休まず世界中の動きを観測
  2. A(I 人工知能)などの次世代テクノロジーを活用
  3. 2つの優れた戦略が異変を察知して対応

 

となっています。

 

システムが24時間休まず世界中の動きを観測

最先端のシステムが、24時間休まず投資判断し ます。世界500以上の市場が投資対象です。

世界中には、株式、債券・金利、商品、通貨など多様な市場があり、無数の収益獲得のチャンスが発生しています。それらのチャンスを獲得するには、 24時間休まずに高頻度で投資ができるシステム運用が効率的です。ファンドでは最先端のシステムが、世界の多様な資産の成長を捉えます。

 

A(I 人工知能)などの次世代テクノロジーを活用

 

AI(人工知能)や機械学習などの次世代テクノ ロジーを活用し、精度の高い投資判断、最良の売買執行を目指します。

金融市場は、経済環境や市場の特性、投資家の行動などが 複雑に絡み合って形成されます。

それらの膨大な情報を分析し、運用に活かしていくには、機械学習は有力なツールとなります。 ファンドでは売買執行および運用の一部にAIを活用します。

2つの優れた戦略が異変を察知して対応

2つの優れた運用を組み合わせ、世界の資産の成長を捉えながら、相場の異変時には投資配分を素早く変更します。それにより資産価格の大幅 な下落の抑制を目指します。

 

長期にわたる資産運用においてパフォーマンスを高めるには、 世界の資産の成長を捉えながら、資産価格の大幅な下落をいかに防ぐかが重要です。 ファンドでは2つの優れた戦略がお互いを補完し、相場の異変を早期に察知して、パフォーマンスへの影響を抑えます

 

リスクコントロール戦略

(マン・ファンズⅨ-マン・インスティテューショナル・ポートフォリオ・チタニウム)

24時間休むことなく、リスクをコントロールしながら、世界の多様な資産に投資します。

10分ごとに価格動向を分析。相場異変を察知した場合は、リスク資産への投資配分を 大幅に削減し、損失抑制を図ります

相場の下落傾向を察知した場合は、資産の値動きに応じて投資配分を調整します。

リスクコントロール戦略
リスクコントロール戦略
リスクコントロール戦略パフォーマンス推移
リスクコントロール戦略パフォーマンス推移

上記は、1996年3月~2014年12月は当戦略の考え方に基づいたシミュレーションデータ、2015年以降は当戦略の代表ファンドの実績です。

 

リスクコントロール戦略資産配分変化のイメージ
リスクコントロール戦略資産配分変化のイメージ

※※上記は投資事例の一つであり、全ての投資判断が良好な投資成果をもたらすものではありません。上記は、当戦略の代表ファンドの実績です。

異常察知:システムが10分ごとの高頻度で株式と債券の値動きを分析していたところ、2018年1月上旬に 2つの資産の値動きの関係において異常を察知しました。その警告発動に伴い、速やかにポートフォリオ 全体の投資金額が圧縮されました。その後、2018年1月下旬に世界の株式市場は急激に変動しました。
正常化:株式と債券の値動きが正常の関係に戻ったとシステムが判断し、ポートフォリオ全体の投資金額 を元に戻し始めました。

 

トレンド戦略

(ダイバーシファイド戦略)

すべての投資対象市場の「上昇傾向(トレンド)」や「下落傾向(トレンド)」を判断。価格の 上昇局面だけでなく、下落局面においても収益機会があります。
高度なテクノロジーに裏付けされた戦略に基づき、世界中の市場を対象としてポートフォ リオを構築。リスクの低減と取引機会の拡大を追求します。

トレンドフォロー戦略
トレンドフォロー戦略

強み:相場の継続的な上昇・下落局面に おいて収益の獲得が可能

弱み:相場の反転時あるいは、 相場のもみ合い時に損失の可能性

 

トレンドフォロー戦略パフォーマンス推移
トレンドフォロー戦略パフォーマンス推移

※上記は、当戦略の代表ファンドの実績です

 

パフォーマンスシミュレーション

リスクコントロール戦略とトレンドフォロー戦略をミックスした実績のシミュレーションです。

ダブル・ブレインパフォーマンスシミュレーション
ダブル・ブレインパフォーマンスシミュレーション

ダブル・ブレインのデメリットは

さてここからはダブル・ブレインのデメリットを上げていきます。

  1. リスクコントロール戦略には実績がなくシミュレーションしかないためモデルの信頼性に難あり
  2. トレンドフォロー戦略は有名なAHL戦略をそのまま利用できるかが不明
  3. 最初リターン上がったのは長期金利の低下の効果が高く、本来の実力は不透明
  4. ヘッジファンドの魅力である下げ相場のリターンは期待薄
  5. 少し信託報酬は高めかな?年1.9964%

といったところでしょうか。

良くも悪くも投資資産の割合を積極的に「リスク」を中心にコントロールするという点では、他社のファンドに比べてもそう革新的ではありません。正直トレンドフォロー戦略にリターンリバーサル戦略などを組み合わせるなど、より新しい戦略を組み入れてもらえればよかったかなと思います。

AIというのも実際には多くの人が考えているよりも限定的なので、説明全般がマーケティング職一般になっていると思います。

 

マン社のシステムには1980年代から使われている、Man Ahlトレンドフォロー戦略と、それを改良したMan AHL エボリューション戦略など各種プログラムがあります。実際には伝統的トレンドフォローは2010年くらいから苦戦気味でしたが、短期のトレンドフォロー戦略などを組み込んだMan AHL エボリューション戦略は好調に推移していました。最先端のシステムとはいえ、常勝無敗とはいかないことは理解しておきましよう。

またリスクコントロール戦略は米国金利が高い時期の成績が試算されており、今のように低金利の状態からスタートした場合はもっと成績が悪くなると思われます。

米国10年債利回り
米国10年債利回り

 

マン社の実績とは

1987年の創業以来、30年以上にわたり、一貫したコンピューター運用の実績を持ちます

AHL・パートナーズ・エルエルピー

システム運用の開拓者として30年以上の運用実績があります。
運用資産残高280億米ドル(約3.1兆円)を誇る世界有数のクオンツ 運用マネジャーで、世界の大手年金基金や政府系ファンドを顧客 に持ちます。

強固なリサーチ体制と最先端のトレーディング・テクノロジーを有しています。

セキュリティには万全の対策を講じており、頑健なシステムを構築しています。

英国・オックスフォード大学と提携し、共同で研究所を設立。最先端の 研究成果と優秀な人材の確保を目指しています。

 

最近のモデル開発事例 機械学習

最先端のシステムが機械学習により過去の膨大な価格 変動パターンを基に、将来の姿を予測します。

最先端の研究開発を通じ、より良いパフォーマンスの達成を 目指しています。

投資対象市場の拡大 幅広い市場に分散投資500以上の幅広い市場の分析を行っています。新たな市場の取り込みのために、様々な市場に関する調査・研究を続けています。

 

欧州最大のヘッジファンドマングループとは

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資産運用は「手間なし」「簡単」とはいきません。インデックス投資していればよいなどという、近年素人ブロガーを中心にアンチアクティブ投信の流れが続いていましたが、今後アンチインデックス投信の波も来るでしょう。これはロングオンリーの従来のインデックス運用やアクティブ運用は近年発達してきている「リスク管理」という概念が抜けている、旧世代的な考えを中心としているためです。資産運用の本質は「アクティブかパッシブか」というような小さな戦略の選択ではなく、株、債券リート、ヘッジファンドといった「資産配分」の選択とロングショート、レバレッジを含めた「大きな戦略」の選択です。このサイトでは儲かるために必要な情報を厳選してお届けします。ほかのサイトでは説明していないような株、債券、投資信託、ポートフォリオ、ヘッジファンドまでわかりやすく解説します。短期売買のようなばくちな運用手法は推奨しません。長期的に資産形成するための極意を教えます。またロボアドバイザーなどのようにマーケティング重視の中身のない運用業界の裏側も紹介していきます。

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