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上場投信にもESG投資の波、MAXISカーボン・エフィシェント・ジャパン上場投資信託

MAXISカーボン・エフィシェント・ジャパン上場投資信託

三菱UFJ国際投信は2月5日に「MAXISカーボン・エフィシェント・ジャパン上場投資信託」を設定し、同日に東京証券取引所に上場することを発表した。ETFは低炭素企業への投資比率を高める「S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数」と連携します。

東証上場のETFは、「JPX日経インデックス400」「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」「MSCI日本株女性活躍指数」「MSCI日本株人材設備投資指数」「FTSE Blossom Japan Index」「野村企業価値分配指数」「iSTOXX MUTB Japan積極投資企業200インデックス」「JPX/S&P設備・人材投資指数」などに連動するETFが、ESG投資のカテゴリーとして提供されてきた。

ESG関連指数の特徴は、「FTSE Blossom Japan Index」や「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」など、ESGの3つの側面全てに関して総合的に評価するもの、「JPX日経インデックス400」に代表される「G(ガバナンス)」を考慮したもの、「MSCI日本株人材設備投資指数」「MSCI日本株女性活躍指数」など「S(社会)」にスポットをあてたものなどに分類される。今回の「S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数」は、「E(環境)」にポイントを当てた指数のひとつだ。

(東証株価指数)は、TOPIX「S&P/JPX炭素親和性指数」に含まれる企業(東京証券取引所市場第一部に上場している全株式)を対象とした指数で、低炭素排出企業のウエイトを高め、高炭素排出企業のウエイトを下げることで、炭素排出量の削減を目指すもの。TOPIXとの差を縮めるため、TOPIXと同じ業種構成比を維持する。

2009年3月31日から2018年8月31日までの運用実績は11.12%で、TOPIXの年率リターンは11.14%だった。リスクである年換算ボラティリティはTOPIXの16.65%、指数の年率ボラティリティは16.61%である。リターンとリスクの関係はほとんど同じである。出資先企業の炭素効率はTOPIXに比べて24.5%高かった(温室効果ガス排出量売上高原単位削減)。TOPIXに対して超過利潤を上げるのではなく、TOPIXと同等のパフォーマンスを維持しつつ、温室効果ガス排出量の少ない企業に投資できるというメリットがあります。

「MAXISカーボン・エフィシェント・ジャパン上場投資信託」は年二回決算が可能で、一口単位で売買できる。信託報酬は年率0.1375%(税抜き0.125%)。1月20日現在、「S&P/JPX炭素親和性指数」は231.08ポイントとなっているが、ETFは指数(円未満切り上げ)の100倍であることから、23108円台の市場価格で売買できる。

 

投資信託のESG銘柄は?

2019年6月に新たに設立されたアムンディ・ジャパン「SMBCアムンディ気候変動対策」は、気候変動に取り組む世界各国の企業の株式に投資するとともに、気候変動評価の国際機関であるCDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)の企業評価も取り入れます。SMBCアムンディ気候変動対策ファンドは、選定過程で一般的な財務分析を考慮に入れることで、中長期的な投資パフォーマンスの改善を目指していまする。

三井住友海上DSアセットマネジメント「世界SDGsハイインカムファンド」は2019年5月に設立した、世界各国のハイ・イールド社債に投資するファンドだが、SDGsへの貢献度に基づいて選定される。貢献度の評価には、国際的な実績を持つRobeco SAM AZの採点手法を利用する。

現在、ESGやSDGに関連で人気の投資信託はどれでしょうか。野村アセットマネジメントの「野村ACI先端医療インパクト投資Bコース為替ヘッジなし資産成長型」が2019年の前半では流入量トップでした。野村ACI先端医療インパクト投資Bコース為替ヘッジなし資産成長型ファンドは、国内最大規模のESG関連投資信託で、純資産総額は約2000億円、4コースで1000億円以上の資金が流入しています。世界の先進医療企業の株式を投資対象とし、経済的な収益に加えて、社会に有益な影響を与えるという観点から株式を投資対象としています。

ESG投資とは

ESGとは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(コーポレート・ガバナンス)の頭文字をとったもので、これら3つの要素に対する企業の考え方を総合的に評価する基準の一つと言われています。SRI投資はESG投資と似た概念である。SRI投資は、社会 (S) や環境 (E) に配慮しているという印象が強い一方で、ESG投資は、従来の財務情報やSRI投資に加え、コーポレート・ガバナンス (G) の要素を考慮することで、企業の持続的成長の可能性を複合的に評価しているといえます。日本でも、2014年2月に金融庁が「日本版スチュワードシップ・コード」を発表し、ESG投資が奨励されています。

ESG投資は評価が難しい

ESGやSDGを中心とした投資信託は今後も設定されていくと考えられますが、従来の投資信託と同じ基準で評価することは困難とえます。

ESG投資には、経済的なリターンの獲得と社会的なリターンの増加という2つの目的があるが、社会的なリターンを評価することは難しい。企業のESG課題への取り組みは短期的なものではないため、他の投資信託と同様、超過収益の確保を重視した運用であっても、長期的な観点からパフォーマンスを評価する必要がある。

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資産運用は「手間なし」「簡単」とはいきません。インデックス投資していればよいなどという、近年素人ブロガーを中心にアンチアクティブ投信の流れが続いていましたが、今後アンチインデックス投信の波も来るでしょう。これはロングオンリーの従来のインデックス運用やアクティブ運用は近年発達してきている「リスク管理」という概念が抜けている、旧世代的な考えを中心としているためです。資産運用の本質は「アクティブかパッシブか」というような小さな戦略の選択ではなく、株、債券リート、ヘッジファンドといった「資産配分」の選択とロングショート、レバレッジを含めた「大きな戦略」の選択です。このサイトでは儲かるために必要な情報を厳選してお届けします。ほかのサイトでは説明していないような株、債券、投資信託、ポートフォリオ、ヘッジファンドまでわかりやすく解説します。短期売買のようなばくちな運用手法は推奨しません。長期的に資産形成するための極意を教えます。またロボアドバイザーなどのようにマーケティング重視の中身のない運用業界の裏側も紹介していきます。

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