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ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配)が亡くなる日

儲極
まず一言いいたい

 

 

投資家
お、儲極さんからとは珍しい。どうしたんですか?
儲極
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドは1兆円返り咲きおめでとう

 

投資家
悪意しか感じない。もう8500億ぐらいだし。しかしピクテ・グローバル・インカム株式ファンドは2020年になってから下げ幅は24%ですが…安定運用が売りだったのに厳しいですね。
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドチャート
儲極
基準価格は3月17日時点で2,373円。今の配当利回りでほぼ20%達成ですね。

ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド分配金利回り

投資家
それにしても今回のタイトル「ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配)が亡くなる日」は刺激的ですね
儲極
いやーそろそろ新光 US-REITオープンが基準価格1,721円と消えそうだし、ラサールグローバルリートなんて1389円だよ(3月17日時点)。ピクテグローバルインカムなんて直近高配当ランク1位だから資金が集まったようなもので、また分配金引き下げたら、逃げるようなミーハーな資金が多いからね。残高が2000億や8000億もあるものに、ファンドの寿命は風前の灯だね。

 

ファンド名 基準価格 残高(百万
フィデリティ・USリートB(H無) 2430 453,715
ダイワ・US-REIT(毎月決算)B為替H無 1,885 411,410
新光 US-REITオープン 『愛称:ゼウス』 1,721 386,923
ラサール・グローバルREIT(毎月分配型) 1,389 291,606
ピクテ・グローバル・インカム株式 2,373 848,748
投資家
別に基準価格が低いからって無くなることはないでしょう?
儲極
1円の表示が重くなるからね。1000円切ったらもうやめたほうが良いでしょう。

 

投資家
でも本当にラサール・グローバルREITはやばくなってきましたね。
ラサールグローバルリートチャート
儲極
チャートが急落している時期はリーマンショックだね。これで体制を崩して、高配当銘柄として無理がたたり、徐々に基準価格を切り崩していくことになる。基準価格が低くなると、配当利回りは自然と高まるため、当然維持できなくなり、分配金をどんどん引き下げていくことになる。高配当は資金を集めやすいけど、危険な麻薬のようなものなのだ。急激にファンドの資産が増加したり、減少したりするのはファンドマネージャーにとって非常に運用しにくい。

 

投資家
なんか頑張っていたのにかわいそうですね・・・。
儲極
使い捨てにしたようなもんだね。ピクテもその点は変わらないかな。意外だったのはフィデリティ・USリートも同じ高配当の土俵で戦ったことかな。個人的には非常に残念だったよ

 

投資家
フィデリティは比較的長期実績のあるファンドが多くて、ファンドを育てていくイメージがありますね。
儲極
まあ、毎月分配型という悪魔のスキームを作り上げた日本の投信業界に染まったんだろうね。

 

投資家
コで、実際どうなんですか?ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドはいつ頃亡くなるんですか?
儲極
もう毎月分配型が滅ぶのは目に見えている。投資家も早くピクテ・グローバル・インカム株式(1年決算)に切り替えるべきだろう。ふと思い出してカバードコール型の投資信託をいくつか見てみたが、意外に3桁まで落ちているのは無かった。意外にしぶといかもしれない(笑)しかし日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)はもうすぐ目の前だ。配当利回りも26%くらいになっているし。ナンマイダナンマイダ
ファンド名 基準価格 残高(百万)
日本株アルファ・カルテット(毎月分配型) 1,031 57,005
カナダ高配当株ツインα(毎月分配型) 1,166 18,354
好配当グローバルREITプレミアムF通貨S 1,354 19,137
儲極
どのファンドから亡くなっていくのか要チェックだね!!
投資家
運用業界応援しているのではないのですか?
儲極
分配金競争の行きつくところがカバードコール戦略であり、その真がえりを務めたのがピクテ・グローバル・インカム株式ファンドだったというだけ。3倍3分法も時期時時期なら偉大なファンドだっただろうけど、この低金利下では厳しい。やはりヘッジファンド型の投資信託も今後は研究が進まざるを得ないだろう。

ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド ピクテの臨時レポート(3月11日)

株価下落と長期金利低下で、配当利回りの相対的魅力高まる

新型コロナウイルス感染拡大が長引くとの懸念を背景に世界の株式市場は急落し、当ファンドの投資対象である公 益株式も下落しました。今後、株式市場が過去の市場大幅下落局面と同様の展開となる可能性も念頭に当面慎重 な姿勢が必要と考えます。一方、株価の下落と長期金利の低下で配当利回りの魅力が高まっています

新型コロナウイルス感染拡大懸念を背景に 市場は続落し、世界公益株式も大きく下落

世界の株式市場(MSCI世界株価指数、現地通貨 ベース)は、新型コロナウイルスの感染拡大が世界経 済の成長を抑制するとの見方が強まり、企業業績にも マイナスの影響が懸念されることなどから、続落しまし た。また、リスク回避の動きから円高が進行し、米国  10年国債利回りは一時0.4%を割り込み過去最低値 を更新しました。

こうした市場全体の流れを受けて、当ファンドの投 コミュニケーション・サービス資対象である世界公益株式(MSCI世界公益株価指 数、現地通貨ベース)も大きく下落しましたが、ディフェ ンシブ性や株価下落や国債利回りの低下により相対 的な利回りの魅力が高まったことなどから他の業種よ り下落幅は相対的に小さくなりました。(図表1参照)

図表1:当ファンド、世界株式業種別騰落率比較 世界株式業種別騰落率比較

の基準価額世界公益株の下落や 円高が下落要因

この結果、当ファンドの基準価額も世界公益株の下落や円高により、株式、為替要因ともに下落要因と なっており、値動きの大きい展開となっています。(図 表1、2参照)

今後、株式市場が過去の市場大幅下落局面と同 様の展開となる可能性も念頭に当面慎重な姿勢が必 要と考えます。一方、株価の下落と長期金利の低下 により配当利回りの魅力は高まっています。

 

図表2:当ファンドの変動要因

株価下長期金利低下世界公益 株式は配当利回りの魅力高

こうした株価下落と長期金利低下を受けて、世界公益株式のバリュエーション(投資価値評価)は、配当 利回りで見ると魅力的な水準になっているとみていま す。日次ベースで利回りデータが取れる米国の公益 株式(S&P500公益株価指数)の平均配当利回りと米 国10年国債の利回りを比較すると、ここにきて正反対 の動きをしていることが分かります。米国公益株式の 配当利回りは株価下落で年初来最高3.2%まで上昇 する一方、米国10年国債利回りは1時日中で0.4%を 割り込み過去最低値を更新しました。(図表3参照)

図表3:米国公益株式(S&P500公益株価指数)の 配当利回りと米国10年国債利回り

米国10年国債利回り利回り差異が 急拡

この結果米国公益株式の配当利回りの米国10年国 債利回りに対する利回り差異が急拡大しました。3月9日につけた米国公益株式と米国10年国債の利 回り差異は2.63 と2013年5月2日の2.10 以来の高い 水準で、過去平均からおよそ1.5標準偏差の水準をつけ ており、過去の水準からみても利回り差異が大きくなって います。インカムゲインの魅力が高まっており、バリュエー ション(投資価値評価)的には、中長期的な投資機会を 提供していると考えられます。 尚、3月10日には株式市 場は大幅に反発しているため、同利回り差異は2.34 と なりました。(図表4、5参照)

図表4:米国公益株式と米国10年国債の利回り差異と 米国公益株式パフォーマンス 米国公益株式パフォーマンス パフォーマンス(短期)

図表5:米国公益株式と米国10年国債の利回り差異と 米国公益株式パフォーマンス 米国公益株式パフォーマンス パフォーマンス(長期)

一方、世界的な景気後退懸念の高まりを背景 にハイイールド債券のスプレッドは拡大

米国ハイ・イールド債券をはじめ、先進国社債は、引 き続きリスクが高まっています。2019年には2桁のリター ンを記録したものの、今年は苦戦が予想され、国債との 利回りスプレッドは、2018年の最も縮小した水準から拡 大しています。米国国債の利回り曲線(イールドカーブ) は、社債市場の中でも相対的にリスクの高いセクターの デフォルト(債務不履行)率が高まることを示唆している とみられます。

ハイ・イールド債券をはじめ企業のレバレッジは上昇基 調で、金融セクターを除く社債の発行残高はGDP(国内 総生産)比47 と過去最高水準に達しており、今後、景 気が後退し長引いた場合にはデフォルトリスクが高まるこ とも想定され、注視が必要と考えます。(図表6、7参照)

図表6:米国ハイ・イールドスプレッド イールドスプレッド イールドスプレッドと米国銀行の貸倒償却率 と米国非金融企業債務

図表7:米国ハイ・イールドスプレッド イールドスプレッド イールドスプレッド推移

 

公益企業の低いデフォルト率

一方、世界の公益企業は日常生活に不可欠なサー ビスを提供しており、業績が安定していることから、デフォ ルト(債務不履行)率も相対的に低く(図表8参照)、倒 産しにくい業種であるといえます。こうした特性も、世界 景気の先行きや金融市場の不透明感が高まるなかでよ り注目され、価格変動の安定に寄与している要因と見ら れます。

図表8:世界の企業の業種別デフォルト率 (債務不履行率)

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資産運用は「手間なし」「簡単」とはいきません。インデックス投資していればよいなどという、近年素人ブロガーを中心にアンチアクティブ投信の流れが続いていましたが、今後アンチインデックス投信の波も来るでしょう。これはロングオンリーの従来のインデックス運用やアクティブ運用は近年発達してきている「リスク管理」という概念が抜けている、旧世代的な考えを中心としているためです。資産運用の本質は「アクティブかパッシブか」というような小さな戦略の選択ではなく、株、債券リート、ヘッジファンドといった「資産配分」の選択とロングショート、レバレッジを含めた「大きな戦略」の選択です。このサイトでは儲かるために必要な情報を厳選してお届けします。ほかのサイトでは説明していないような株、債券、投資信託、ポートフォリオ、ヘッジファンドまでわかりやすく解説します。短期売買のようなばくちな運用手法は推奨しません。長期的に資産形成するための極意を教えます。またロボアドバイザーなどのようにマーケティング重視の中身のない運用業界の裏側も紹介していきます。

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