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グローバル3倍3分法ファンドの3月27日の臨時レポートの内容は?

儲極
ほんとに臨時レポートが出るのは遅かったね。もっと真剣に対応してほしいものだ。商品は革新的な分もったいないように思うよ。
投資家
期待の裏返しですね。
儲極
だが今後もまだまだ市場は荒れそうだ。日本株はともかくアメリカ株は下値は探れていないと思われる。

“コロナ・ショック”で、金融市場に大きな動揺

1月中旬以降、新型コロナウイルスの感染拡大 への懸念が高まったことで、世界の金融市場に動 揺が広がりました。特に、感染者が世界に広まっ た2月下旬以降は、これまで他国に比べ市場の動 揺が軽微だった米国株式についても大きく値下がりする事態となりました。3月に入ると主要国の金融当局が金融政策で協調行動をとるとの期待が浮上し、米国を中心に株式市場は反発したものの、その後、原油価格が急落したことで、再び米国を含めた世界の株式市場が大きく値下がりしました。 このような中で、米国をはじめ主要な国債価格も下落(金利は上昇)すると、市場環境が急速に悪 化しました。

この“コロナ・ショック”は金融市場を大きく動揺させたことから、当ファンドも大幅な下落を余 儀なくされました。詳細は、2ページ以降をご覧 ください。

グローバル3倍3分法下落時チャート

足元の市場動向

1月中旬から2月中旬にかけて、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されたことから、中国 やその周辺国、中国と経済的関係が強い国などを中心に株式市場は下落基調となりました。

しかし、2月下旬以降、同ウイルス感染が世界的に拡大したことや原油価格の急落などを背景に、株式だけでなくREITなども世 界的に大きく下落しました。各国 から金融緩和策や経済対策などが 相次いで発表されるも、世界経済 に対する市場の不安が払しょくさ れない、異例の事態となりました。 このような環境下、当ファンドの 基準価額の下落も大きなものとな りました。

グローバル3倍3分法下落時データ

グローバル3倍3分法下落時資産別成績

 

儲極
今回は10年に一度の下落だ。投資家としてはマイナスで残念だろうが、ファンドの実績としては悪くない。

当ファンドの基準価額騰落の要因分解(寄与度、(%)

(2020年2月21日~2020年3月23日)

グローバル3倍3分法下落時資産別要因分解

投資家
債券でリターンが出ているのは米国債だけですね。
儲極
これは金利水準が低すぎるための弊害だね。確かに相関係数では逆相関として出ているけれど、補完しきれる値動きとは言えないね。しかしリート市場がここまで下がるとは予想外だったね。クローズドエンド型ファンドの価格推定能力の限界を感じるよ。
投資家
クローズドエンド型?
儲極
それはまた別の機会に紹介します。

【ご参考】分散投資で見る過去の下落局面

6資産すべてがマイナとなた局面

指数データの取得可能な期間において、6つの資産の各指数の月間騰落率を見てみると、6 資産が同時にマイナスになった局面は、「203ヵ月のうち9回」でした。さらに、この9回の局面についてマイナスとなったきっかけ別に分けてみると、6つ(下記、①~⑥)となります。

  1. リーマンショック
  2. 欧州債務危機
  3. バーナンキショック
  4. Chinaショック
  5. 米国の利上げペース加速懸念の高まり
  6. 米長期金利の急上昇と米中通商摩擦の激化

【月間騰落率のプラス/マイナス別の回数】

●資産別

過去の資産の状況

このことから、すべての資産がマイナスとなるのは稀な局面ということです。言い換えれ ば、多くの場合は、分散投資の効果が発揮されていると言えます。

足元において、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに起こっている金融市場の動揺 は、リーマン・ショック時と単純に比較することはできません。リーマン・ショックは金融 システムの構造問題が露呈したもので、今回の動揺とは異なるからです。今回の下落局面に おいて日々の値動きからは、国内外の株式、REIT、債券と、すべての資産が下落する日が見受けられます。しかし過去のデータから考えるのであれば、金融市場が落ち着きを取り戻せ ば、分散投資の効果が期待されると考えられます。

 

投資家
しっかり分散効果は発揮されそうですね。
儲極
金利水準がもう少し高ければね。今の債券はマイナスの幅は広く、プラスの幅は狭い割に合わない投資対象だ。

先物取引を活用するこにより 債券部分の為替リスク軽微

2月20日から3月9日にかけて、米ドル(対円)  が大幅な円高となりました。合わせて、内外の株式、REITが下落したため、当ファンドも大きく下 落しました。

しかし、基準価額騰落の寄与度(下記グラフ)  を見ると、この円高の進行がファンドの基準価額に反映される期間において、「債券先物の為替」 によるマイナスが非常に小さいことがわかります。

債券取引において先物を活用するメリットはい くつかありますが、為替変動の影響を実質的に軽微にすることが期待できます*。当ファンドの投資資産の3分の2は国債先物であり、そのうち5分の4は海外の国債先物へ投資を行なっています。海外の国債先物の配分比率が高いものの、このような 円高進行時でも為替変動の影響が軽微だったこと がお分かりいただけます。

騰落率要因分解

 

儲極
債券の先物は為替リスクを軽減するっていうのは面白い効果だね。実は私もあまり知らなかったよ。

大まかなリスクパリティ

当ファンドは、流動性や資金繰りなどを考慮しつつ、3つの資産(株式、REIT、債券)のリスクの大きさが極力同 程度となる(釣り合う)ような比率を資産配分として定め、年金運用などで主に用いられるリスクパリティ(資産間 のリスクの大きさが釣り合うようにする)運用のベースと なる考え方に似ています。これは中長期での運用のリスク分散を図ることを考慮した資産配分です。

儲極
リスクパリティ―の考え方は、短期的なリスクパリティを考慮しなければ意味がない。株式の価格変動リスクがここまで上がっているのだから、それに応じて割合を変えられて初めてリスクパリティファンドと名乗れるだろう。
投資家
つまりグローバル3倍3分法はリスクパリティファンドとは言えないですか?
儲極
私はリスクパリティファンドとは言えないと思うな。

資産分散として理想的逆相の組合わせ

下表の相関係数をみると、海外の国債先物については、買建額に対する為替変動の影響がないことなどから、株式やREITといったリスク性資産に対して逆相関の傾向が見られました。これは、 同期間の海外の国債(現物、為替ヘッジなし)について、為替の影響を受けることなどから、円ベースで見た相関係数はプラスになったことと対称的です。

一方、海外の国債先物は、前述の通り、為替変動の影響が限定的であることから、為替が円安 となる局面での為替差益も限定的となります。

相関性

 

儲極
この期間の相関性はどうだったのか見なくては、補完機能が効果出たのかわからないね。コロナショックの臨時レポートではないのだろうか?

改めてお伝えしたい、当ファンドの特性

下記のグラフは、当ファンドが設定される以前の期間において、シミュレーションを行なったも のです。3倍3分法(3倍バランス)のシミュレーションは、先物を活用して純資産総額の3倍相当 額の投資を行なうことから、一般的なバランスファンド(例えば、3分法(1倍バランス))に比べ リスク(値動きのブレ)が高く、過去の下落局面において大きく下落することもありました。長期 的に保有することで累積リターンが積み上がりました。当ファンドの「大まかなリスクパリティ」「分散投資」「先物取引の活用」といった特性においても、複合的な効果が長期で保有することに より高まることが期待されます。

リスクパリティ

グローバル3倍3分法シミュレーション

投資家
データが1週間古いですね。
儲極
コンプラの問題かなー。金融庁は怖いからね。金融庁は本来投資家保護のためにあるのに、それによって投資家への情報が遅くなることは問題だと思うよ。ほかのファンドができているのだから、日興アセットの問題かもしれないけれどね。
投資家
投資は継続ですかね?
儲極
ここ一週間で上昇するときのスピードもわかったと思う。もう一押し下落があると思うが上昇も早いので、ここまで持ってしまった場合は、市場に居続けることが重要になるだろうね。
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