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スーパーファンドジャパン株式会社の評価と実態は?

日本でヘッジファンドのみ扱っている証券会社はそんなに多くありません。ヘッジファンド会社が直接証券会社を持っているという点でユニークなのがスーパーファンド証券といってもよいでしょう。似たような会社にエピックファンドが保有しているヘッジファンド証券ぐらいです。

スーパーファンドは一時期日本でブームを引き起こしたトレンドフォロー戦略に関して、マン社、ウィントン社とともに代表格といっていいでしょう。創業者のクリスチャン・バハは オリバー・ストーンが監督し、マイケル・ダグラスが出演した、ウオール・ストリートにも出演した、ヘッジファンド業界の大物です。

ヘッジファンド会社が運営するスーパーファンド証券とは

スーパーファンドは、1995年にクリスチャン・バハにより創立されました。

 

独自の完全自動化トレーディング・システムを採用しヨーロッパ、アメリカ、アジアにオフィスを開設しています。1996年、スーパーファンドは、世界初のマネージドフューチャーズファンドの1つであった、スーパーファンドQ-AG(クアドリガ)の最初のヘッジファンドを発売しました。2002年に、スーパーファンドは、米国証券取引委員会による米国での資金提供を認められました。2003年に、スーパーファンドは新世代のクアトリガファンドとして国際的に発足し、2004年には、クアトリガはスーパーファンドと改名しました。

 

同じ時期に、スーパーファンドは日本と香港のオフィスを通じてアジアでのプレゼンスを拡大し、この地域の初期の参入企業の1つとなりました。その資金は、ルクセンブルク、ケイマン、アメリカ、日本、ポーランドなどのさまざまな管轄区域に所在しています。ほとんどのスーパーファンドのヘッジファンドには小売認可があり、複数の管轄区域にわたる規制監督の対象となります。

 

1991年から1996年の間に、最初のコンピューター化されたスーパーファンド取引システムは、グループの創設者であるクリスチャンバハによって概念化および開発されました。主要な取引哲学の中には、基本的な情報を無視し、技術情報と、市場で入手可能なニュースと情報をすでに反映している市場データのみに焦点を当てることがあります。スーパーファンド戦略の収益は、株式、債券、商品、不動産などの従来の投資との相関を最小限にすることを目的に設計されています。スーパーファンド戦略は、世界の150の商品および金融先物市場で取引されています。

 

2008年はバークレイCTAに基づいて3000億米ドル近くを運用するCTAファンドにとって最高の年のひとつでしたが、その後の数年はファンドのトレンドフォローが難しくなりました。2008年に世界で最も成功したマネジャーのランキングで22にランクされたクリスチャン・バハは、その後投資運用チームを55に拡大し、スーパーファンドは、純粋なトレンドフォロー型のマネージ先物戦略から、異なる市場状況に適した複数のCTA戦略を採用する独自のCTAモデルへと進化しました。絶え間ない研究開発に支えられ、スーパーファンドの戦略は引き続きプラスのリターンをもたらしています。

映画ウォールストリートに出演したクリスチャン・バハとは

スーパーファンドの創立者兼オーナー

国際金融市場に魅せられたクリスチャン・バハは、1992年1月に、個人投資家向けのチャート分析ソフトウェアの開発と販売を行う会社をオーストリアで立ち上げました。同年、オーストリア初のディスカウント・ブローカレッジを設立しました。

3年後の1995年には、テクニカル分析ソフトウェアが金融市場において確立され、スーパーファンドの最初のファンドSuperfund Green Q-AG(旧Quadriga Beteiligungs-AG)の設定の原点となりました。これがスーパーファンドの始まりです。

 

スーパーファンドの投資戦略

歴史ある運用手法を採用

1991年から1996年の間に、コンピュータ化されたスーパーファンドの最初のトレーディング・システムが開発され、利用可能な過去数十年間の市場データに基づき投資戦略の検証が行われました。現在、スーパーファンドには完全に独立した三つの戦略があります。中長期的なマネージドフューチャーズを採用するスーパーファンド・グリーン戦略、短期トレンド型マネージドフューチャーズを採用するスーパーファンド・レッド戦略、そしてシャープレシオをベースとしたスーパーファンド・シャープパリティ戦略です。

スーパーファンドは、これらの戦略を完全に自動で運用する新しい投資商品を世界中の個人投資家に提供する点で、パイオニアとなりました。

マネージドフューチャーズ

優れたパフォーマンスを達成する可能性

1949年、最初のマネージドフューチャーズ・ファンドが、リチャード・ドンチャンにより開発され、それ以降、確立した資産クラスとして成長していきました。多くのマネージドフューチャーズ・ファンドは、トレンドフォロー手法を採用しています。トレンドフォロー手法は、金融・商品先物市場の価格が上昇・下降傾向(トレンド)に動くことに基づいています。これらの動きは常に市場に存在します。マネージドフューチャーズ・ファンドは、上昇と下落市場の両方のトレンドで収益機会を狙うことができます。したがって、買いポジションに限定される従来のファンドは下落局面で損失を被る一方、マネージドフューチャーズ・ファンドは、上げ相場だけではなく下げ相場でも利益を得ることが可能です。

株式指数とマネージドフューチャーズ戦略の比較

A) CASAM CISDM CTA Equal Weighted指数;B) MSCI世界株価指数;期間:1990年1月~2018年5月;対数目盛り;出典:TeleTrader

投資対象の一例

金融・商品先物市場

スーパーファンドのトレーディング・システムは、金融・商品先物市場でさまざまな投資収益機会を見出しています。投資対象の分散化は市場リスクのヘッジにもなります。

スーパーファンド・レッド戦略

短期トレンド型マネージドフューチャーズ

最近の市場環境に対応するには新しい投資戦略が必要です。世界的に相関性が高まっている政治的イベントや中央銀行の政策のために、市場は極めて短期的なトレンドを示すようになりました。スーパーファンド・レッド戦略のトレーディング・システムは、昨今の市場環境を念頭に置き、中長期トレンドとは別に存在する短期トレンドを利用することを目的として開発されています。スーパーファンド・レッド戦略は数多くの異なる短期トレーディング・システムから構成されており、世界中の約60の先物市場および外国為替市場を取引対象としています。これらの市場は相関性が低い動きを示すため、数多くの異なる市場を取引対象とすることで、複数の短期ポジション(通常保有期間は1日から10日)の少なくも一部から利益を上げる機会を見つけられることになります。

主な特長

スーパーファンド・レッド戦略

  • 複数の異なるトレーディング・システムを選別して利用
    世界の様々な市場およびスーパーファンドの他の投資戦略との相関性を最小化できる可能性
  • 目標: 長期的なリターン/リスク特性の向上
    比較的低いボラティリティ
  • 数多くの取引からリターンを得る可能性
    流動性の高い金融先物市場と商品先物市場
  • 広範な分散投資と厳格なリスク管理
    少額のポジションを数多く建てる

ゴールド・クラス

インフレに対する保護手段としての金

スーパーファンド・レッド・ジャパン(ゴールド・クラス)は、スーパーファンド・レッド戦略の短期トレンド型マネージドフューチャーズと金価格の変動を単一の投資商品に統合したファンドです。このファンドは金先物及び現物の値動きに連動することを目指しているため、インフレ・ヘッジとして役立つほか、投資家は金価格の変動から利益を得る可能性があります。

シルバー・クラス

インフレに対する保護手段としての銀

スーパーファンド・レッド・ジャパン(シルバー・クラス)は、スーパーファンド・レッド戦略の短期トレンド型マネージドフューチャーズと銀価格の変動を単一の投資商品に統合したファンドです。このファンドは銀先物及び現物の値動きに連動することを目指しているため、インフレ・ヘッジとして役立つほか、投資家は銀価格の変動から利益を得る可能性があります。

 

スーパーファンドの投資哲学

1996年より実証済みの運用哲学

最初のファンドを1996年に設定して以来、スーパーファンドは独自の自動化トレーディング・システムを採用してきました。テクニカル分析を基本とした明確なルールを徹底して適用することが、投資哲学の中核の一部となっています。市場環境に関わらず安定的な収益を目指すには、優れたトレーディング・システム、データ分析とリスク管理の自動化を最重視する必要があります。

スーパーファンドの投資哲学の原点は、次の3つです。

  • システマティック投資戦略
  • 広範な分散投資
  • 厳格なリスク管理

スーパーファンドのファンドは、株式や債券市場、ヘッジファンド等との相関性が低いため、ポートフォリオの分散化に効果があり、市場環境に関わらず比較的低いリスクで長期的リターンを上げる可能性を持っています。取引判断は、事前に定義されたルールに基づき、システムが瞬時に一貫して行うため、人間の感情は投資決定プロセスから排除されます。

スーパーファンドの旗艦ファンド

Superfund Green Q-AG

スーパーファンドの旗艦ファンドであるSuperfund Green Q-AGは、1996年3月8日設定以来、スーパーファンド・グリーン戦略を採用しています。過去十年間で、投資家は大きな市場変動及びリスクを抱える局面を数回経験し、僅か数ヶ月で数年分の利益を失うことがあることを学びました。スーパーファンド・グリーン戦略は、投資対象の分散化によりポートフォリオ全体でリスク低減を目指します。

スーパーファンドの「グリーン戦略」は、世界中の流動性が高い多様な商品先物と金融先物市場を投資対象とするマネージドフューチャーズ戦略です。マーケット環境に合わせ、複数の投資期間、及び複数の投資戦略から、機動的に選別します。また多面的なアプローチにより、相場上昇時、下落時または低いボラティリティに関わらず収益確保を狙います。より高度な分散投資を実現するために、中長期のトレンド戦略と短期トレンド戦略(トレンド・フォロー、予測モデル、カウンター・トレンド、パターン認識等)の融合を図りました。またシステムがファンドのリスク総量を継続的に監視し、市場の変動性に応じて個々の取引ポジションが継続的に調整されます。スーパーファンドの「グリーン戦略」は他の資産クラスとの長期的な相関性が低いため、ポートフォリオの分散化に効果があると期待されます。

運用実績

Superfund Green Q-AG* は、1996年3月設定以来、518.9%の総合リターン(年率12.1%)を達成しました。一方、世界株式(MSCI世界株式指数)は、同期間、65.5%(年率3.2%)にとどまっています。

Img_Chart_Krisen

 

スーパーファンド実績

スーパーファンド実績2

スーパーファンドの受賞歴

1996年より数多く受賞

スーパーファンドのファンドは、これまでに「バークレー・ヘッジ」、「ウォールストリート・ジャーナル」、「ロイター・ランキング」など70種類以上の権威ある賞やランキング上位を獲得し、国際的に高い評価を受けています。

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