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カナダの公的年金数百億導入した和製ヘッジファンド|恵比寿キャピタル

 

恵比寿キャピタルとは

2019年2月、カナダの公的年金が日本株ヘッジファンド恵比寿キャピタルに数百億円投資すると日経新聞が報道しました。

恵比寿キャピタルは、志田隆氏らが18年に設立した和製ヘッジファンドです。志田隆氏らはモルガン・スタンレーなど外資系投資銀行の自己勘定運用部門出身とのことです。

採用している運用戦略は個別株の売りと買いを組み合わせる「株式ロング・ショート戦略」とされ、リスク管理で先物などデリバティブ(金融派生商品)や為替取引も機動的に活用するとのことです。

恵比寿キャピタルは2019年5月に金融庁の投資運用業登録を完了したばかりの新しいヘッジファンドです。

大口受託はCPPIBが初めてとみられますが、今後は年金基金や金融機関など日本の機関投資家にも顧客層を広げていくとみらます。

数百億円の預かりがあれば日本株ヘッジファンドとしてはいきなり大手の仲間入りとなると思われます。

またリスク管理で先物などのデリバティブを使うとのことなので、「中小型株」などから売りがしにくい銘柄が主戦場になると思われます。通常は日本円で日本株に投資してあり為替ヘッジは不要ですが、メインに海外投資家の資金を扱っている関係もあり、為替ヘッジを組み合わせていくのだと考えられます。

恵比寿キャピタル投資理念

アルファの創出と資産保全を通じた内外金融市場の動向に左右されにくい投資リターンの提供を実現する

恵比寿キャピタル特徴

1) 徹底した調査

・当社はミクロ(企業、業界)やマクロ(経済)に対するファンダメンタル調査を「自社で行うこと」に力点を置き、差別化された投資アイデアの構築、及び投資リターンの再現を図り、アルファの創出に努めます
・当社アナリストは豊富な調査経験と企業との良好な関係を有し、第三者の調査に依存せず、独自の計数予想や仮説構築を行います
・投資対象は国内株式を主体としますが、投資アイデアが最も機能しそうな資産クラスや市場での投資機会も模索します
・新たな調査手法も柔軟に取り入れることで、アルファの創出機会の増加を図ります

2) 顧客資産の保全

・日本株投資の難しさの1つに、日本株の値動きが海外マクロ要因の影響をより頻繁に受けてしまう点が挙げられますが、当社は、マルチアセットでの豊富な投資運用経験を基に、有事の際には迅速、且つ機動的にリスク調整を行います
・徹底した調査に基づき、株式以外の金融商品も扱い、海外マクロ要因の影響を抑え、資産の保存に最大限努めます

3) 運用資産の拡張

・当社は、取引量の多い金融商品を主な投資対象に据え、顧客の資産流動化ニーズ(資産保全)へ迅速に対応するだけでなく、多くの顧客の資産運用ニーズにも対応することが可能です

運用を委託したカナダ年金制度投資委員会(CPPIB)とは

運用を委託したのはカナダ年金制度投資委員会(CPPIB)での2019年末の運用残高は4204億カナダドル(約33兆円)。ヘッジファンドや買収ファンドなどオルタナティブ(代替)投資に積極的な年金基金として知られています。直近10年間の平均リターンは10.4%を上げています。

日付 純資産価値(CAD)¹ 収益率(年次)²
2003年3月 556億ドル -1.10%
2004年3月 705億ドル 10.30%
2005年3月 813億ドル 8.50%
2006年3月 980億ドル 15.50%
2007年3月 1,166億ドル 12.90%
2008年3月 1,227億ドル -0.29%
2009年3月 1,055億ドル -18.60%
2010年3月 1,276億ドル 14.90%
2011年3月 1,482億ドル 11.90%
2012年3月 1,616億ドル 6.60%
2013年3月 1,833億ドル 10.10%
2014年3月 2,191億ドル 16.50%
2015年3月 2,646億ドル 18.70%
2016年3月 2,789億ドル 3.40%
2017年3月 3,167億ドル 11.80%
2018年3月 3,561億ドル 8.00%
2019年3月 3,920億ドル 11.10%

 

カナダ年金制度投資委員会(CPPIB)はアメリカの大手ヘッジファンドであるブリッジウオーターやツーシグマ・インベストメンツなど世界の大手ファンド投資しているとのことで、日本株ヘッジファンドでは今までは旧村上ファンド系のシンガポール籍ののエフィッシモ・キャピタル・マネージメントに投資していたと報道されています。

 

金融商品取引業者としての恵比寿キャピタルの登録内容

登録番号 :関東財務局長(金商)第3057号

登録日  :平成30年5月29日

商号   :恵比寿キャピタル株式会社

住所:103-0026東京都中央区日本橋兜町6ー5 兜町第6平和ビル3 階

投資顧問協会登録あり○

 

その他について

恵比寿キャピタルは比較的メディアへの露出が少ないヘッジファンドのようです。続報がわかり次第追記していきます。

ローンチしてすぐに数百億の資金調達ができるところを見ると、非常に実力のある方なのだと思います。一般的に投資銀行の自己売買部門はリーマンショック前はヘッジファンドなどよりはるかにリスクをとった運用をしていたとされますので、それだけリスク管理の技術が磨かれる機会があったたということだと思います。日本にはプライムブローカーがない中でどのようにリスク管理をしながら運用していくのでしょうか?

規模は違いますが、もーとリーマンブラザーズ出身のマイケル・ゲルバンド氏が8800億円のビッグローンチしましたが、その後苦戦しているそうです。投資銀行と環境が違う中で変わらぬ輝きを保てるか、和製ヘッジファンドを応援していきましょう。

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資産運用は「手間なし」「簡単」とはいきません。インデックス投資していればよいなどという、近年素人ブロガーを中心にアンチアクティブ投信の流れが続いていましたが、今後アンチインデックス投信の波も来るでしょう。これはロングオンリーの従来のインデックス運用やアクティブ運用は近年発達してきている「リスク管理」という概念が抜けている、旧世代的な考えを中心としているためです。資産運用の本質は「アクティブかパッシブか」というような小さな戦略の選択ではなく、株、債券リート、ヘッジファンドといった「資産配分」の選択とロングショート、レバレッジを含めた「大きな戦略」の選択です。このサイトでは儲かるために必要な情報を厳選してお届けします。ほかのサイトでは説明していないような株、債券、投資信託、ポートフォリオ、ヘッジファンドまでわかりやすく解説します。短期売買のようなばくちな運用手法は推奨しません。長期的に資産形成するための極意を教えます。またロボアドバイザーなどのようにマーケティング重視の中身のない運用業界の裏側も紹介していきます。

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