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徳の心を持つ和製ヘッジファンド|武士道アセットマネジメント

 

日本の資産運用業界を活性化を願って和製ヘッジファンドを紹介していきます。

また投資家にとってもこうした記事を見ることによって「ヘッジファンドとは何か?」ということがわかるようになると思います。

今回は名前からいかにも日本のヘッジファンド、和製ヘッジファンドといえる運用会社武士道アセットマネジメントの紹介です。

新渡戸稲造の「武士道」は、新渡戸稲造が外国人のお嫁さんをもらい、異国文化に触れるにつれ、宗教教育によらない日本の「徳」(道徳心)がどこから生まれてくるのか、それを武士道により説明を試みました。ヘッジファンドマネージャーの杉山賢次氏はこの武士道の徳をヘッジファンドの中心に据えているということだと思われます。ホームページの代表者あいさつに下記のような説明があります。

 

代表者挨拶

「武士道」という言葉の定義は様々ありますが、新渡戸稲造氏は武士道の「徳」を、「義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義」と定義しました。

封建制度における権力者である武士は、現代では資本主義における資本家に取って代わると我々は考えます。武士に高い「徳」のある規範が必要とされたように、資本家においても権力を振りかざすものではなく、同じく高い「徳」のある規範が必要であると、自分自身を戒める意味で「武士道」という言葉を社名に使いました。

投資家、投資先企業、サービスプロバイダー、社員に対して、常に「徳」を以て接していきたいと考えております。

日本に登録があるだけではなく心も和であるという点で、和製ヘッジファンドを体現しているのではないでしょうか?レッドフェニックスインベストメンツが「父性」を前面に出しているのとは大きく違いそうですね。

和製ヘッジファンド|武士道アセットマネジメント(Bushido Asset Management)とはどのような会社か

 

武士道アセットマネジメントとは(HPより引用)

金融大国である日本の運用担当者の多くが、その活躍の場を海外に求める中、当社代表取締役社長である杉山は、日本で生まれた日本人金融プロフェッショナルとして、投資家及び投資先となる上場会社のいる日本で、自ら両者の懸け橋となり、日本市場及び日本経済に貢献することを目標として、独立系運用会社である武士道アセットマネジメントを立ち上げました。

これまでの証券業界及び投資助言業界での経験を活かして、主に日本の上場会社に投資し、投資家に対して安定的な収益を提供したいと考えております。

投資先となる上場会社の状況や戦略を聞きつつ、投資する側からの意見を伝えるため、年間で数百の上場会社と面談を行っています。他の先進国と比較すると機関投資家との対話が少ないと思われる日本の上場会社に対し、建設的な対話による上場会社の価値向上を、ここ日本にて友好的に提案していきたいと考えております。

さらに、日本で独立系投資運用業者として従業員を雇い、収益を上げることも、長期的には日本経済へ貢献する一つの方法であると考え、日本の投資運用業がさらに発展することを願っております。

ヘッジファンドマネージャーの杉山賢次氏は三菱UFJモルガン・スタンレー証券を務めた後、近年の日本株ヘッジファンドをけん引してきたといっても過言ではない暁翔キャピタルで3年運用を経験した後に、武士道アセットマネジメントを設立したようです。

武士道アセットマネジメントの運用戦略

暁翔キャピタルは小型バリュー株のロングショート戦略のため、そこの出身者が建てたこともあり似た戦略になりそうです。

株式ロングショート/マーケットニュートラル

主に上場日本株を投資対象とし、買い持ち、売り持ちや上場先物をかけ合わせることで、市場変動リスクを低減させ、絶対リターンを追求する戦略。また、投資先企業数は集中投資よりも、分散投資することにより、リターンのボラティリティを低減させる事ができる。

ファンダメンタルアプローチ

投資対象は及び主に上場日本株全般だが、特に時価総額2,000億円以下の株式市場での「中小型企業」の成長力・割安感に注目をし、企業とのインタビューや財務・業績分析、あるいは統計データの活用によって、投資判断をする。CIOである杉山が、証券会社におけるアナリスト経験により培った“企業を深く分析する”ことや、今まで1,000社以上の企業面談経験から、常に新しく、先を行く分析・判断ができると信じている。

ちなみに暁翔キャピタルの運用方針は下記のようなものです。

弊社は日本株の中でアンダーリサーチになっている(主に中小型株)を発掘、調査しております。

その中でも大きく成長するであろう企業への調査と、株価が非常に割安に放置されている企業への調査を行います。

対象企業へのインタビューを行い、企業への理解を深め、将来の企業価値の分析をより精密に行います。

長期的な視点で企業を分析し投資を推奨する一方、短期的な株式市場での需給、 センチメントも分析し適切なタイミングでの助言を試みます。

顧客ファンドへはこれらの中から200銘柄程度の分散投資を推奨いたします。

 

基本的に企業面談を中心に投資先を選定していくボトムアップ方式を好む点は武士道アセットマネジメントと暁翔キャピタルは似ていそうですね。また多くのヘッジファンドが好む集中投資よりは、多くの銘柄に分散投資する点も、アキトファンドに似ており、株式ロングショート戦略としては珍しい部類に入ると思います。

株式ロングショート戦略とは

ここでは簡単に株式ロングショート戦略について説明していきます。

スパークス・日本株・ロング・ショート・ファンドの説明がわかりやすいのでここで見ていきましょう

スパークス・日本株・ロング・ショート・ファンド
スパークス・日本株・ロング・ショート・ファンド

 

基本的に株式ロングショート戦略は買い持ちと売り持ちを両方とることで、市場リスクをコントロールしながら、個別株の相対的なバリュエーションからリターンを狙う手法です。

多くの証券会社のアナリストは「セクター」アナリストといって、自動車セクターや半導体セクターなど自分の担当セクターが決まっています。そうしたセクター人たちが独立して、ファンドマネージャーになります。当然自分の得意な分野以外のセクターは得意ではありません。通常は様々なセクターの担当者の情報を統合して運用していくため様々なセクターへの「分散投資」によりリスクを低減することが可能になりますが、独立した場合は少ないアナリストでやりくりする必要があります。そのため、自分の得意なセクターの割安なものを下位、割高なものを空売りすることで同一セクター内でのリスク低減が可能になるのです。つまり「分散」ではなく「同種セクター銘柄の空売り」によって市場リスクの低減を測ることが一般的な株式ロングショート戦略となります。

 

ただアキトファンドはおそらくそこまでセクターごとにアナリストを分けておらず、地力を鍛えていく方針なのでしょう。少ない人数でも多くのセクターに投資する点がほかのロングショート戦略と違うポイントだと思います。ただこうしたヘッジファンドの場合通常は投資期間は短くなることが予想されます。高分散・高回転型のヘッジファンドになるのではないかと思います。

日経記事

東京・日本橋兜町にオフィスを構える武士道アセットマネジメントは、近年じわりと増えてきた和製ヘッジファンドのひとつだ。コロナ相場で株式ヘッジファンドが軒並み苦戦するなか、2018年に創業した同社の年初からの運用成績は約10%のプラスだ。

安全資産とされる金や米国債までもが売られる「大換金相場」で多くのヘッジファンドが深手を負った3月。武士道の杉山賢次社長兼最高投資責任者(CIO)は原油価格の急落をみて「まず資本が厚い企業をロング(買い持ち)し、財務体質が悪い企業群をショート(売り持ち)した」。緊急対応で日本株全体をふるいに掛け、相場急落に先回りしたわけだ。

ただし、4月に入って異様な荒れ相場は過ぎ去り、杉山氏の目に映る風景は一変した。世界の政府と中央銀行の政策出動が下値を支え、東証1部銘柄の日次株価の標準偏差もほぼ2月の水準まで下がっている。

再び個別銘柄の選別が効いてくる局面で杉山氏が意識するのは、コロナ問題と共存する社会のあり方だ。「感染者数が落ち着いても社会的距離をとろうといった行動は元には戻らない。ウイルスとともに生きていく社会を想定し、勝ち残る銘柄を見極めている」

こうした「ウィズ・コロナ」の視点でみると、例えば3月30日に上場した音楽著作権管理のネクストーンが浮かび上がる。デジタル配信市場に強く、株価は初値から3週間足らずで4倍近くに上昇。杉山氏は「アーティストがデジタルプラットフォームを活用する流れは加速する」とみる。(日経新聞:「コロナ共存」の近未来より

 

投資家
久しぶりに取材に受けたみたいですね。
儲極
順調な成績のようで何よりですね。空売り情報が一瞬2月のダイトウボウで出ていますが、コロナが本格化する前から空売りにも積極的だったみたいですね。年初来リターンは4月半ば時点で10%だいと非常に魅力的な実績ですね。

空売り情報

ダイトウボウ(株)

市場 業種 証券コード/EDINET 英名称 発行済み株式数 単元
東証1部 繊維製品 3202/E00547 Daito Woolen Spinning & Weaving Co., Ltd. 30,000,000株 100株
計算日 空売り者 残高割合 増減率 残高数量 増減量 備考
2020/02/07 武士道アセットマネジメント 0.460% -0.040% 140,000株 -10,000 報告義務消失
2020/02/06 武士道アセットマネジメント 0.500% 0% 150,000株

金融商品取引業者としての登録内容

会社概要

会社名
武士道アセットマネジメント株式会社
英語表記
BUSHIDO Asset Management Co,. Ltd.
登録番号
登録番号 関東財務局長(金商)第3060号(2018年6月18日)
加入協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
事業概要
適格投資家向け投資運用業 ※個人投資家は投資できません。
資本金
3,000万円
所在地
〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町6-5 FinGATE KABUTO 3F

役員構成

代表取締役社長兼CIO
杉山 賢次
監査役
中安 祐貴

今後の活躍に期待

武士道アセットマネジメントはまだできたばかりのヘッジファンドです。コロナショックで市場が困難な時だからこそ活躍の機会が多く発生していると思います。

今後の続報があり次第追記していきたいと思います。

>専門家が届ける本物の資産運用術

専門家が届ける本物の資産運用術

資産運用は「手間なし」「簡単」とはいきません。インデックス投資していればよいなどという、近年素人ブロガーを中心にアンチアクティブ投信の流れが続いていましたが、今後アンチインデックス投信の波も来るでしょう。これはロングオンリーの従来のインデックス運用やアクティブ運用は近年発達してきている「リスク管理」という概念が抜けている、旧世代的な考えを中心としているためです。資産運用の本質は「アクティブかパッシブか」というような小さな戦略の選択ではなく、株、債券リート、ヘッジファンドといった「資産配分」の選択とロングショート、レバレッジを含めた「大きな戦略」の選択です。このサイトでは儲かるために必要な情報を厳選してお届けします。ほかのサイトでは説明していないような株、債券、投資信託、ポートフォリオ、ヘッジファンドまでわかりやすく解説します。短期売買のようなばくちな運用手法は推奨しません。長期的に資産形成するための極意を教えます。またロボアドバイザーなどのようにマーケティング重視の中身のない運用業界の裏側も紹介していきます。

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