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ポンジ・スキーム列伝①スポーツブックアービトラージ

ポンジ・スキーム列伝①スポーツブックアービトラージスピーシー

ポンジ・スキームとは、「出資をしてもらえば、それを運用して出た利益を配当金として支払う」といって資金を集め、実際は運用などしないで、新しい出資者からの出資金を配当金として支払いながら、破たんすることを前提に、お金をだまし取るという手法で、アメリカで天才詐欺師といわれた、チャールズ・ポンジがその名の由来といわれています。

 

英国政府公認の賭け業者「ブックメーカー」を使った投資で、高配当をうたって出資金を集めていた投資会社「スピーシー」(大阪市)が、2012年5月以降、会員への配当を中止し、解約にも応じていないことがわかった。

同社関係者によると、出資者は少なくとも全国約6000の個人・法人、出資金は計約360億円に上る。出資者の一部は8月中にも返金を求めて集団訴訟を起こす予定で、代理人弁護士は「出資法違反などにあたる疑いが強い」と指摘している。同社関係者や内部資料によると、同社は前身の会社時代の2008年頃から、英国でスポーツの勝敗を賭けの対象にするブックメーカーを使った投資を 企画。同じ試合でもブックメーカーごとに賭けの倍率が異なることに目を付け、「分散して賭ければ、どんな試合結果でも必ず利益が出る。香港で数千人を雇っ て賭けを行っている」などと説明していた。

月に出資額の3~10%という高配当のほか、新たな会員を紹介するとマージンも受け取れる仕組みなどが口コミで 人気を呼び、出資者を急速に増やした。2011年末~2012年4月の間、キャンペーンと称して期間中に800万円以上出資した人に、配当の2%上乗せやシンガポール旅行に招待するとして、さらに出資を募った。同時期だけで数十億円を集めたが、翌5月に突然、配当金の支払いが止まり、解約の求めにも応じていない。旅行も実現しなかった。

その後裁判になりスポーツブックメーカーを利用したアービトラージ投資であると称し,マルチ商法的手法を用いて,元本保証,高利回りを謳って全国の不特定多数人から出資を集めていた件について,被害者の1人から相談を受け,同人の代理人として,出資を集めていた合同会社シード,株式会社スピーシー,関係者の田中愼らを被告として民事訴訟を行ってきましたが,(シード,スピーシーらの訴訟代理人は 赤坂見附総合法律会計事務所 松村博文弁護士)平成26年2月に高松地方裁判所でその事件の判決の言い渡しがありました。

内容的にはそのままポンジスキームなので「わかりやすい」ポンジスキームの例として案内しました。

ポンジスキームのファンドは良くヘッジファンドを名乗る

詐欺ファンドは良くヘッジファンドの投資手法を名乗る傾向があります。このファンドもアービトラージというヘッジファンドの手法を利用しているといっていましたが、ブックメーカーのアービトラージは「違法」ですので、最初からお金を集めた大々的に運用できるものではないのです。せいぜい100万とかのレベルでこっそりやるものなのですね。

 

スポーツブックアービトラージ投資スピーシー何がいけなかったのか?
危険な兆候として「高配当」「損失無し」「口コミ」の三つがあげられます。
まず投資において一番大切なことですが「価格変動」がないものは「リターンを上げられない」ということです。これはすべての投資において共通の事項です。高度な裁定取引を行うヘッジファンドのレラティブバリュー戦略ですら、マイナスの月や年は結構あります。それにもかかわらず、マイナスがなしに、安定して3%などの高配当が出るなど「信じるだけでどうかしている」ということです。
平均リターン5%のファンドや平均リターン10%のファンドは存在します。しかし毎年10%リターンが出せるファンドはありません。運用成績の良い年と悪い年があった初めて5%や」10%という平均リターンは達成できるのです。
また口コミで広がる場合、「マルチ商法」であることが多く、マルチは手数料を支払う分より運用成績が悪化してしまいます。マルチまがいの集客をするファンドに投資することは避けたほうが良いでしょう。
こうした詐欺ファンドはヘッジファンドのような高度な運用手法を用いているといいます。しかし倒産する前から多くの人が「危ない」と警告していたのにもかかわらず詐欺にあってしまったのは正直投資家側の落ち度が高すぎてあまりかわいそうとは思えません。
くれぐれも「高配当」「損失無し」「口コミ」での投資は避けるようにしましょう・
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資産運用は「手間なし」「簡単」とはいきません。インデックス投資していればよいなどという、近年素人ブロガーを中心にアンチアクティブ投信の流れが続いていましたが、今後アンチインデックス投信の波も来るでしょう。これはロングオンリーの従来のインデックス運用やアクティブ運用は近年発達してきている「リスク管理」という概念が抜けている、旧世代的な考えを中心としているためです。資産運用の本質は「アクティブかパッシブか」というような小さな戦略の選択ではなく、株、債券リート、ヘッジファンドといった「資産配分」の選択とロングショート、レバレッジを含めた「大きな戦略」の選択です。このサイトでは儲かるために必要な情報を厳選してお届けします。ほかのサイトでは説明していないような株、債券、投資信託、ポートフォリオ、ヘッジファンドまでわかりやすく解説します。短期売買のようなばくちな運用手法は推奨しません。長期的に資産形成するための極意を教えます。またロボアドバイザーなどのようにマーケティング重視の中身のない運用業界の裏側も紹介していきます。

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