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長期投資には日本小型株ファンドが一番!?

長期投資には日本小型株投資信託が一番!?10年リターンで比べたら実績は圧勝だった

 

近年起こっているインデックス投資ブーム、中でも「米国株」はおそらく最も魅力的な長期投資先である。しかし、2019年12月末までの実績で、過去10年間の国内投資信託の年間総リターンの上位20ファンドは、すべて国内小型株を運用対象とするアクティブ・ファンドであった。長期的な資産形成が注目される中、長期的な資産運用実績を持つ投資信託に注目したい。

S&P500では、株式は過去50年間(活動期間:1970年1月1日~2019年12月31日)平均年率10.59%(配当金支払額)で成長した(投資額は1ドルから153.73ドルに増加)。このような好業績を背景に、資産形成においては「S&P500指数」を中核とすべきであるとの意見もある。

しかし、実際には、図に示すように、過去10年間で最もパフォーマンスが良かったのは、国内小型株が運用するアクティブ・ファンドであった。10年以上にわたって運用されている国内公募投資信託(ETFおよびDC/SMA製品を除く)は1464信託あります。

トップの成績を収めた「DIAM新興国日本株ファンド」(年率)の10年の総収益率は27.02%であった(設定と運用のための資産管理1)。過去10年の株価は、リーマン・ショック下(2008)から回復し、19年末の日経平均株価は、1990年以来29年ぶりの高値を記録するなど、そのトレンドを的確に捉え、優良な銘柄選択によって市場平均を上回るパフォーマンスを発揮してきた。

なお、同期間の外国株式(国際株式型)のパフォーマンスをみると、「米国ナスダック・オープンBコース」(野村アセットマネジメント)が16.34%と最も高い。国内の小型株式ファンドで20位の「(日本株式セレクトオープン)日本小型株(愛称:日本の新世紀)」(三菱UFJ国際投信株式会社。)の16.68%にも満たない。円相場は2009年末には93.11円、2019年末には108.61円まで円安が進んだため、米国の株式投資にとってはプラスになるはずだったが、総合利回りでは日本の小型株に及ばなかった。

確かに、12月12日に発足した第二次安倍政権のアベノミクスが大胆な金融緩和と財政出動を実施して以来、この10年間は日本企業にとって追い風となっている。しかし、13年の日本経済は年率2%で成長したが、その後は1%前後の低成長が続いている。この期間の米国のGDP成長率は1.5%から2.9%で、日本より高かった。全般的な経済成長率は芳しくなかったが、国内資金は米国を上回った。

日本経済は0.5%の低い成長率(IMFの期待)、米国経済は1.6%~1.7%の低い成長率が予想される。米国の株式投資は過去に10%前後の高い実績を上げているが、この実績を維持できるかどうかは不透明だ。企業調査の結果、現地の運用者が相対的に有利な銘柄を選別するファンドの優れたパフォーマンスに改めて感謝する。(グラフは、10年のTotal Return(年率)ランキングを示しています。2019年末現在、12年末)

 

■投資信託10年間リターンランキングトップ50

ファンド名 カテゴリー 10年平均リターン
1位 DIAM 新興市場日本株ファンド 国内小型グロース 27.02%
2位 SBI 中小型割安成長株F ジェイリバイブ 『愛称:jrevive』 国内小型グロース 23.10%
3位 SBI 小型成長株ファンドジェイクール 『愛称:jcool』 国内小型グロース 21.34%
4位 大和住銀 日本小型株ファンド 国内小型バリュー 21.22%
5位 J-Stockアクティブ・オープン 国内小型ブレンド 21.19%
6位 日本新興株オープン 国内小型グロース 20.81%
7位 スパークス・M&S・ジャパン・ファンド 『愛称:華咲く中小型』 国内小型ブレンド 20.47%
8位 スーパー小型株ポートフォリオ 国内小型グロース 20.47%
9位 SBI 中小型成長株F ジェイネクスト 『愛称:jnext』 国内小型グロース 20.22%
10位 小型株ファンド 『愛称:グローイング・アップ』 国内小型グロース 20.11%
11位 新成長株ファンド 『愛称:グローイング・カバーズ』 国内小型グロース 19.85%
12位 日興 グローイング・ベンチャーファンド 『愛称:グローイング・ベンチャー』 国内小型グロース 19.63%
13位 三井住友・中小型株ファンド 国内小型グロース 19.45%
14位 MHAM 新興成長株オープン 『愛称:J-フロンティア』 国内小型グロース 19.24%
15位 マネックス・日本成長株ファンド 『愛称:ザ・ファンド@マネックス』 国内小型グロース 18.95%
16位 いちよし公開ベンチャー・ファンド 国内小型グロース 18.34%
17位 ジャパニーズ・ドリーム・オープン 国内小型グロース 17.75%
18位 きらめきジャパン 『愛称:きらめき』 国内中型グロース 17.32%
19位 JASDAQオープン 国内小型グロース 17.25%
20位 Jオープン(店頭・小型株) 国内小型グロース 17.19%
21位 (日本株セレクト・オープン) 日本・小型株 『愛称:“日本新世紀”』 国内小型グロース 16.68%
22位 新光 小型株オープン 『愛称:波物語』 国内小型グロース 16.41%
23位 楽天 日本株トリプル・ブル 株式ブル型 16.36%
24位 米国NASDAQオープンBコース 国際株式・北米(F) 16.34%
25位 netWIN GS・インターネット戦略ファンドB 国際株式・北米(F) 16.04%
26位 UBS 中国A株ファンド(年1回決算型) 『愛称:桃源郷』 国際株式・中国(F) 15.95%
27位 スパークス・新・国際優良日本株ファンド 『愛称:厳選投資』 国内大型グロース 15.83%
28位 野村 世界業種別投資シリーズ(半導体) 国際株式・グローバル・含む日本(F) 15.75%
29位 AB・米国成長株投信Bコース(H無) 国際株式・北米(F) 15.65%
30位 ひふみ投信 国内中型グロース 15.39%
31位 J-REITオープン(年4回決算型) 国内REIT 15.37%
32位 LM・米国・ラージ・キャップ・グロース・F 『愛称:アメリカンパワー』 国際株式・北米(F) 14.94%
33位 大和 ベストチョイス・オープン 国内中型グロース 14.58%
34位 情報エレクトロニクスファンド 国内大型グロース 14.49%
35位 アバディーン・スタンダード日本小型株F 国内中型グロース 14.47%
36位 ニッセイ 健康応援ファンド 国内中型グロース 14.43%
37位 UBS 次世代テクノロジー・ファンド 国際株式・北米(F) 14.42%
38位 SMTAM ダウ・ジョーンズインデックスF 国際株式・北米(F) 14.36%
39位 三菱UFJ グローバルイノベーション 『愛称:ニュートン』 国内中型グロース 14.04%
40位 ダイワ・アクティブJリート・ファンド(年4回決算型) 国内REIT 13.98%
41位 キャピタルオープン 国内中型ブレンド 13.83%
42位 J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型) 国内REIT 13.79%
43位 グローバル・ヘルスケア&バイオ・オープンB 『愛称:健太』 国際株式・グローバル・含む日本(F) 13.73%
44位 グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド 『愛称:健次』 国際株式・グローバル・含む日本(F) 13.72%
45位 DIAM ストラテジックJ-REITファンド 国内REIT 13.60%
46位 eMAXIS 国内リートインデックス 国内REIT 13.60%
47位 MHAM J-REITアクティブオープン毎月コース 『愛称:物件満彩』 国内REIT 13.55%
48位 米国NASDAQオープンAコース 国際株式・北米(H) 13.55%
49位 みずほ J-REITファンド 国内REIT 13.45%
50位 BR 米国小型成長株式オープンA(H無) 国際株式・北米(F) 13.40%

 

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