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米国株式シグナルチェンジ戦略ファンドの評判は?3月更新版

 

米国株式シグナルチェンジ戦略ファンドは現在三菱UFJ・モルガンスタンレー証券が絶賛販売中の、主力商品です。

一か月で148億円も売れています。回転売買ではなく純流入ならものすごいことです・・・当然違うと思いますが。

コロナショックで米国株式シグナルチェンジ戦略ファンドはどうなったのか? 3月21日追記

 

投資家
コロナショックで少し下がってしまいましたね。
儲極
全然問題ないレベルだね。むしろあり。ほかのファンドや個別株に投資している人はもっと涙目になっているから。十分優秀だと思います。

 

投資家
毛貢献策件数増えているみたいですけど、安心していいでしょうか?
儲極
大丈夫でしょう。レバレッジ系では、シグナルチェンジとダブル・ブレイン、マンAHLスマートレバレッジと優秀なファンドが多いですね。グローバル3倍3分法を除いてですが…(;^ω^)

 

投資家
何が勝因でしょうか
儲極
もちろんシグナルチェーンチでしょう。2月までの部分ですが後半をしっかりシグナルチェンジできたようですね。
儲極
現物は50%買いつつ、先物を実質50%空売りしてマーケットニュートラルになっています。
【市況動向】
米国株式市況は、新型肺炎の感染拡大を受け、世界的な実体経済停滞に対する懸念が高まったことなどを背景に下落しました。
S&P500種株価指数(配当込み)は9.1%の下落となりました。S&P500種配当貴族株指数(配当込み)は9.1%の下落となりました。
為替市場では、米ドルは相対的に良好な経済指標や日本経済の先行きに対する懸念が高まったことなどを受け、円に対して上昇しました。
【運用状況(分配金実績がある場合、基準価額の騰落は分配金再投資ベース)】
ファンドの運用については、S&P500種配当貴族株指数が下落したことやS&P500種株価指数が下落していた局面で先物を買い建てしていたことなどがマイナスに影響しました。
クレジット市場および株式オプション市場に対するリスク指標が共に下落予想を示唆したため、月の下旬から月末にかけて実質的な投資比率の目標を0%程度として運用し、その他の期間は実質的な投資比率の標を200%程度として運用しました。
【今後の運用方針】
株式部分はファンドの純資産総額の70%程度を維持し、投資環境局面に応じて株式部分と先物部分を合計した実質株式組入比率を変更する“シグナルチェンジ戦略”を採ります。
なお、「為替ヘッジあり」は実質組入外貨建資産について原則として為替ヘッジを行い、為替変動リスクの低減をはかります。
儲極
投資家の期待通りの運用ができていますね。素晴らしいと思います。珍しく今任せていいと思えるファンドですね。モルスタにしては珍しい!

三菱UFJ・モルガンスタンレー証券の顧客の損益率は?

ちなみに三菱UFJ・モルガンスタンレー証券は金融庁の共通KPIの運用損益率では、顧客の51%が儲かっており、49%の人は損していたという

恐ろしい結果となっています。

金融庁共通KPI運用損益
金融庁共通KPI運用損益

そんな三菱UFJ・モルガンスタンレー証券が進めているから、ダメダメなファンドかと思いきや…もしかしたら行けるかもしれない。

米国株式シグナルチェンジ戦略ファンドの魅力やメリットは?

米国株式シグナルチェンジ戦略ファンドはいわゆるレバレッジを利用した、最近はやりのタイプの運用です。

有名どころでは日興アセットが売り出したグローバル3倍3分法ファンドやマンAHLスマート・レバレッジ戦略ファンドがあげられます。

それらに対抗すべく、三菱UFJモルガンスタンレー証券が売り出したのが、意外や意外、「正統派」のファンドをレバレッジを活用することでリターンを目指そうという

今後が楽しみなファンドとなりました。

米国株式シグナルチェンジ戦略ファンドの特徴は

①米国の株式に投資

米国の株式については、S&P500配当貴族指数の構成銘柄に投資を行い、S&P500配当貴族指数(配当込み、円換算ベース)に 連動した投資成果をめざします。米国の株式については、S&P500配当貴族指数の構成銘柄に投資を行い、S&P500配当貴族指数(配当込み、円換算ベース)に 連動した投資成果をめざします。株式部分はファンドの純資産総額の70%程度を維持します。加えて、投資環境局面に応じて株式部分と先物部分を 合計した実質株式組入比率を変更する“シグナルチェンジ戦略”を採ります。

②S&P配当貴族指数に着目

S&P500配当貴族指数とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCがS&P500構成銘柄の中から少なくとも25年間連続増配している等の基準に基づき企業を抽出し、算出・公表している 株価指数です。年次見直し時における同指数の構成銘柄数は最低40銘柄となっています。

③シグナルチェンジを活用

シグナルチェンジ戦略とは、投資環境局面に応じて出されるシグナル(情報) に基づき行う判断により、攻め(平常時:実質株式組入比率 200%  程度) と守り(リスク回避時:実質株式組入比率 0% 程度)を機動的に変化させる戦略です。シグナルチェンジ戦略では、投資環境局面に応じて先物取引を活用し、実質株式組入比率を変更します。平常時は200%程度まで引き上 げることで、米国の株式のみに投資する場合よりも大きな値上がり益の獲得をめざします。リスク回避時は0%程度まで引き下げることで、 米国の株式市場全体の値動きによる価格変動リスクの低減をはかりつつ、株式部分の値動きがS&P500指数先物の値動きを上回る部 分の収益獲得をめざします。

 

S&P配当貴族指数とは?

S&P500配当貴族指数とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCがS&P500構成銘柄の中から少なくとも25年間連続増配 している等の基準に基づき企業を抽出し、算出・公表している株価指数です。年次見直し時における同指数の構成銘柄数は最低40銘 柄となっています。なお、構成銘柄は2019年9月末時点で57銘柄です。

S&P500配当貴族指数のパフォーマンスは、米国株式(S&P500指数)を中長期的に上回って推移してきました。

S&P配当貴族指数
S&P配当貴族指数

シグナルチェンジを活用とは?

〇米国株式シグナルチェンジ戦略では、株式部分としてS&P500配当貴族指数を70%程度組み入れつつ、投資環境局面に応じて先物取引を活用し、実質株式組入比率を変更します。平常時は200%程度まで引き上げることで、米国の株式のみに投資する場合よりも大きな値上がり益の獲 得をめざします。リスク回避時は0%程度まで引き下げることで、米国の株式市場全体の値動きによる価格変動リスクの低減をはかり つつ、株式部分の値動きがS&P500指数先物の値動きを上回る部分の収益獲得をめざします。

〇平常時と判断した場合には米国株式市場の値動きに対し、大きな値動きが想定されます。一方、リスク回避時と判断した場合には 米国株式市場の値動きに対し、緩やかになることが想定されます。

〇委託会社による投資環境局面(“平常時”か“リスク回避時”)の判断にあたっては、モルガン・スタンレー・アジア・リミテッドから提供される投資環境局面に関するシグナル(情報)を活用します。

〇モルガン・スタンレー・アジア・リミテッドは、世界各国企業の信用リスクや米国の株式市場の価格の変動性の高まり度合い等から投資 環境局面に関するシグナル(情報)を原則として日次で提供します。

 

シグナルチェンジ戦略

シグナル戦略イメージ
シグナル戦略イメージ

つまり、上げ相場では積極的に、下げ相場では守りながら運用ができる!と言っています。

本当でしょうか?

ただしデータ提供は日時ベースとなっており、リアルタイムでの反映ではないようです。

 

シグナルチェンジ戦略の実績は?

(A) S&P500配当貴族指数

(B) S&P500指数

(C)米国株式シグナルチェンジ戦略

2005年 2006年 2007年 2008年 2009年
A 4.70% 17.30% ▲2.1% ▲21.9% 26.60%
B 8.10% 15.80% 5.50% ▲37.0% 26.50%
C 4.70% 10.40% 11.80% 40.90% 29.60%
2010年 2011年 2012年 2013年 2014年
A 19.40% 8.30% 16.90% 32.30% 15.80%
B 15.10% 2.10% 16.00% 32.40% 13.70%
C 50.90% 13.20% 16.80% 50.60% 21.90%

 

2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
A 0.90% 11.80% 21.70% ▲2.7% 20.30%
B 1.40% 12.00% 21.80% ▲4.4% 20.60%
C 5.00% 14.40% 44.40% 1.20% 33.70%

 

シグナルチェンジ戦略 シミュレーション -
シグナルチェンジ戦略 シミュレーション –

つまり上の数字は実績ではなく、シミュレーションでしかありません。しかしそのシミュレーション上は

リーマンショックの年にプラス40.9%、そして50%以上の都市が201年と2013年にあり、世界株に投資しているよりも6倍近い実績をたたき出しているのです。

実際にはこんなにうまくいく可能性は低いと思いますが、かなり「面白い」戦略といえるでしょう。

 

米国株式シグナルチェンジ戦略ファンドのデメリットは?

米国株式シグナルチェンジ戦略ファンドのデメリットを思いつく限りあげてみましょう

  1. 実績がない
  2. レバレッジを使っており、ハイリスクである
  3. シグナルチェンジ戦略により上昇相場をとらえられない可能性がある
  4. リスク管理がリアルタイムではなく日次ベースであること

基本的にシミュレーションはあっても実績がないということは数字の説得力はありません。残念ながら金融の世界ではシミュレーションでは無双していたけれど、実際に運用した場合は厳しいことも多々あります。

そしてレバレッジを利用することから、基本的に価格変動リスクは高いと思ってよいでしょう。もうけも大きいですが、大損して取り返すのが難しくなる可能性もあります。実質株式組入比率がファンドの純資産総額の 200%程度であるときに米国の株式市場が下落した場合、ファンドの価額が大幅に下落することがあります。また、実質株式組入比率がファンドの純資産総額の0%程度であるときに米国の株式市場が上昇した場合、基準価額が市場の上昇の恩恵を受けられないことや下落 することがあります。そういう意味で、大きく下がるだけでなく、大きく上昇する機会を得らないこともあることは知っておくといいと思います。

またリスク管理がリアルタイムで派内のが、一般的に言われるヘッジファンドと異なる点だと思われます。

米国株式シグナルチェンジ戦略ファンドのコストは?

購入手数料3.3%

管理報酬1.76%

 

米国株式シグナルチェンジ戦略ファンドについての感想

新3倍3分法に続いて、インデックスが強い資産運用業界で、新しい方向性を切り開く、記念的なファンドになる可能性があります。ファンドについても運用会社側の情熱を感じますし(気のせいかもしれない)、類似性のないオリジナリティの高いファンドといえそうでしょう。レバレッジと先物の空売りを使うこのファンドがファンド分類が特殊型の運用ではなく「追加型投信 / 海外 / 株式」というのも興味深いですね。

問題はモルガン・スタンレー・アジア・リミテッドがそこまでヘッジファンド運用で実績を出しているわけではないため、この理論道理に物事が進むかどうかが不透明ということでしょうか?

できれば5年ほど実績を見てみたいところですが積極的に買いに行くのもありだと思います。

運用開始してまだ1か月たっていない時点では、運用開始直後に急落して、少々ポジションを落ち着かせた後に、またしっかり回復してきました。思ったより下落耐性が弱いのかなと思う点もあります。このファンドは今後は楽しみなファンドですが、まだデータが少なすぎて積極的にはお勧めできません。

 

まとめ

おすすめ度   ★★☆☆☆

投資タイミング ★★☆☆☆

革新性     ★★★★☆

戦略の実績が不透明すぎるかなと思います。

ただし今後が楽しみなファンドです。

 

 

月次レポートのコメント

 

2020年1月

【市況動向】
米国株式市況は、中東情勢への過度な懸念後退や、米中通商協議の進展期待などを背景に上昇しました。S&P500種株
価指数(配当込み)は1.5%の上昇となりました。S&P500種配当貴族株指数(配当込み)は0.8%の下落となりました。
為替市場では、新型肺炎の感染拡大に対する懸念などからリスク回避姿勢が高まり米ドルは円に対して下落しました。

【運用状況(分配金実績がある場合、基準価額の騰落は分配金再投資ベース)】
ファンドの運用については、S&P500種配当貴族株指数が下落したことに加えて、S&P500種株価指数が下落していた局
面で先物を買い建てし、上昇していた局面で売り建てしていたことなどがマイナスに影響しました。
年末から年初にかけて休業日が連続したため、実質的な投資比率の目標を0%程度として運用しました。その後も、クレジット
市場に対するリスク指標が下落予想を示唆したため、月の中旬にかけて実質的な投資比率の目標を0%程度として運用し、
その他の期間は実質的な投資比率の目標を200%程度として運用しました。

【今後の運用方針】
株式部分はファンドの純資産総額の70%程度を維持し、投資環境局面に応じて株式部分と先物部分を合計した実質株式組
入比率を変更する“シグナルチェンジ戦略”を採ります。
なお、「為替ヘッジあり」は実質組入外貨建資産について原則として為替ヘッジを行い、為替変動リスクの低減をはかります。

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資産運用は「手間なし」「簡単」とはいきません。インデックス投資していればよいなどという、近年素人ブロガーを中心にアンチアクティブ投信の流れが続いていましたが、今後アンチインデックス投信の波も来るでしょう。これはロングオンリーの従来のインデックス運用やアクティブ運用は近年発達してきている「リスク管理」という概念が抜けている、旧世代的な考えを中心としているためです。資産運用の本質は「アクティブかパッシブか」というような小さな戦略の選択ではなく、株、債券リート、ヘッジファンドといった「資産配分」の選択とロングショート、レバレッジを含めた「大きな戦略」の選択です。このサイトでは儲かるために必要な情報を厳選してお届けします。ほかのサイトでは説明していないような株、債券、投資信託、ポートフォリオ、ヘッジファンドまでわかりやすく解説します。短期売買のようなばくちな運用手法は推奨しません。長期的に資産形成するための極意を教えます。またロボアドバイザーなどのようにマーケティング重視の中身のない運用業界の裏側も紹介していきます。

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