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初心者必見!つみたてNISA

つみたてNISAとは、2018年1月からスタートした若者をターゲットとした積立投資専用の「NISA(少額投資非課税制度)」のことです。

従来から一般NISAと同様に、運用から得られた利益や分配金は、非課税の対象となります。

2014年に一般NISAは大々的にスタートしました。イギリスのISAという積立投資制度を参考に作くり、現役世代を中心に老後のための安定的に資産を形成を目的として制度設計しました。そのため、一般NISAでは、投資の王道である「長期・分散・積立投資」ができる制度設計になっており、かつ、運用の利益に対して一定期間非課税という税制優遇を設けました。しかし当初の想定と異なり、一般NISAを利用したのは、若者ではなく60代、70代の高齢者が中心で、さらにNISAの積立による利用は、総口座数の1割以下、残念ながらほとんど一括投資に利用されていました。実際のところ一般NISAは、短期的な値上がりを求めて、まとまったお金を一度に投資するスタイルを好む高齢者たちに積極的に利用されてしまったのです。まあ、証券口座を作っているのは主に高齢者なのですから当然といえば当然ですが…。

もともとのイギリスのISAは投資対象の変更も可能な自由度の高い制度設計でしたが、証券会社の回転売買から守るために、売買をできなくしてしまい、利用者にとっても使い勝手が非常に悪くなってしまいました。

 

 

■NISA&積み立てNISA&ジュニアNISA状況(2019年9月末時点)

2019年9月末 口座数 金額
一般NISA 1170万口座 17兆6067億円
積立NISA 170万口座 2335億円
ジュニアNISA 34万口座 1518億円

 

■年齢別口座開設数(2019年9月末時点)

年齢別口座数 一般NISA 積立NISA
20歳代 45万 27万
30歳代 119万 42万
40歳代 178万 44万
50歳代 200万 30万
60歳代 259万 16万
70歳代 249万 7万
80歳代以上 117万 1万

■年齢別占有率(2019年9月末時点)

年齢別占有率 一般NISA 積立NISA
20歳代 3.90% 17.70%
30歳代 10.20% 16.40%
40歳代 15.30% 15.80%
50歳代 17.20% 16.90%
60歳代 22.20% 13.50%
70歳代 21.30% 11.80%
80歳代以上 10.00% 7.20%

 

そこで、若者が安定的に資産を形成できるよう、積立投資を普及させ、長期分散投資を行いやすく制度設計したものが「つみたてNISA」なのです。

つみたてNISAの特徴は、毎年40万円までの非課税枠の投資で得られた利益に対し、2042年まで最長20年間非課税になる制度です。最初は10年にしようなどすったもんだがあって20年となりました。2018年からスタートした人は、最大で40万円×20年=800万円の投資元本を積上げることができます。

また、つみたてNISAで購入できる金融商品は、すべて(素人の)金融庁による一定の基準をクリアした投資信託・ETF(上場投資信託)です。悪いファンドはもちろん、良いファンドまで選別されており「おいおい」といいたくなりますが、初心者にとっては不向きなものや積立投資にあまり適さないものは除かれているので、投資初心者にとっては良いかもしれません。ただ20年間ずっと素人でいる気なのかと思ってはしまいます。

つみたてNISAのメリットとデメリット

つみたてNISAは、投資初心者の人でもはじめやすい制度ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。両方を理解したうえで正しく利用していきましょう

つみたてNISAのメリット

つみたてNISAには多くのメリットがありますが、代表的な7つを紹介します。

メリット1:投資の運用益が非課税になる

通常、投資で利益を得た場合、利益に対して20.315%の税金がかかりますが、つみたてNISAの譲渡所得に対しては税金がかかりません。
つみたてNISAを活用すれば、最長20年間非課税で投資できます。

メリット2:少額から資産運用が始められる

「資産運用」と聞くと、運用資金がたくさんある方でないと、始めることができない印象があるかもしれませんが、気軽に、お小遣い程度から始めることができるのです。無理のない金額で資産運用をはじめ、余裕が出てきたら少しずつ本格的に投資金額を増やしていきましょう。

メリット3:売買タイミングの判断が不要

つみたてNISAでは若者への普及を考えて、一括投資は認められていません。そのため投資方法は「積立」しか選ぶことができません。しかし積立て方としては、毎日・毎週・毎月・隔月・3カ月ごと・年に2回など、自分のタイミングに合わせて選べます。例えば自分の給料日などに合わせて、毎月事前に指定した金額を、自動的に引落とすことができ、毎月煩わされることはありません。売買のタイミングを計って、投資をするのは時間がかかるうえ、多くのプロでも難しいですが、積立投資は、毎月淡々と同じ銘柄を買付けていくので、投資タイミングの関する判断がいらず、買付けるタイミングを計る手間がかかりません。

メリット4:初心者でも低コストかつ長期にわたる投資が可能

つみたてNISAで選択できる商品は、金融庁が「長期」「積立」「分散投資」に適していると判断した、初心者向けの投資信託・ETFです。

  1. ノーロード商品(販売手数料なし)
  2. 運用期間が20年以上
  3. 分配金は毎月分配金のものは除外
  4. 信託報酬などのコストが低水準

などといったルールがあります。

メリット5:換金性が高い

「つみたてNISA」では、iDeCoなどと異なり積立てた資産を、自分のタイミングで自由に売却・換金できます。

メリット6:年齢上限がない

「つみたてNISA」とよく比較されるiDeCo(イデコ)は、積立てられる年齢が60歳まででと定められています。仮に50歳の方がiDeCoを始める場合、10年間しか積立てることができません。一方つみたてNISAの場合は、何歳から始めても最長20年間積立投資ができます。

メリット7:ドル・コスト平均法の効果で、リスクを抑えられる

積立投資を始めると、ドル・コスト平均法の効果が期待できます。ドル・コスト平均法とは、一定額で同じ金融商品を購入し続ける投資法です。投資信託の基準価額は毎日変動しますので、低いときには多くの口数を買い、高いときには少しの口数しか購入しません。そうすると、自然と平均購入単価を下げられます。

この結果、相場が再上昇したときに多くの株数を購入しているため利益を出しやすくなり、損をしにくくなるのです。

つみたてNISAのデメリット

 

デメリット1:元本割れのリスクがある

資産運用はリスクを伴うため、損して終わる可能性があります。

デメリット2:選べるファンドの数が少ない

運用の素人の金融庁が、インデックス投資を中心に進めたたため、各証券会社の独自性が阻害され、ほとんどが同じ商品ラインナップになってしまった。証券会社がより良い商品を選び、口座の誘致を測るといった競争原理を否定した、失策といえよう。

デメリット3:一般NISAとの併用は不可能

つみたてNISAは一般NISAとの併用ができません。そのため金額は40万円と一般NISAよりも低くなってしまします。

デメリット4:損失を特定口座などと損益通算できない

利益に対して非課税ナタメ、反対に損失の場合の税金の還付儲けられません。ほかの口座で儲かっていて、つみたてNISAで損していた場合は、儲かっているほうで支払った税金を取り戻すことができません。これは一般NISAも同様です。

デメリット5:制度が延長されるかどうか不安定

今回一般NISAが2028年で終了し、2024年から新しい一般NISAが始まることが確定しました。積立NISAは2042年まで延長されましたが、今後制度が持続するかは不安定です。

デメリット6:所得控除はされない

「iDeCo」との比較になりますが、老後の資産形成のために優遇措置があり、節税ができる「iDeCo」 (イデコ:個人型確定拠出年金)に比べると所得控除分メリットが少ないです。ただし「iDeCo」は60歳まで投資資金を引き出しできないことが最大のデメリットとなり、メリットでメリットの比較が必要になります。

 

つみたてNISAが向いている人は?

 

①自営業者

つみたてNISAが向いている人として自営業の人があげられます。自営業の人はいつ何時資金が必要になるかわかりません。そうした人にとって「iDeCo」は使いにくい商品です。会社員のように厚生年金に加入していない自営業者にとって、資金需要と老後の資産形成を考えた場合一番に検討すべきものだと思います。ただし第1号被保険者の場合はiDeCoは年額81万6000円までできるので、余裕がある場合は「iDeCo」を優先したほうが良いだろう。

②20代から30代の若者

一般NISAを全部使いきることが難しい、若者にはつみたてNISAをお勧めしたい。つみたてNISAで選べるファンドは、良くもなく悪くもない、標準的な品質のファンドが揃えられえているため、投資初心者でも大きな失敗をしにくいファンドといえる。また積立投資自体長期の時間を必要とする投資手法のため若者との相性も良いといえる。よくわからないが初めて見たというのは大正解だろう。

 

つみたてNISAが向いていない人は?

ずばり70歳以上の人は使うタイミングが重要となる。あまりつみたてNISAは向いていないといえるだろう。

 

 

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資産運用は「手間なし」「簡単」とはいきません。インデックス投資していればよいなどという、近年素人ブロガーを中心にアンチアクティブ投信の流れが続いていましたが、今後アンチインデックス投信の波も来るでしょう。これはロングオンリーの従来のインデックス運用やアクティブ運用は近年発達してきている「リスク管理」という概念が抜けている、旧世代的な考えを中心としているためです。資産運用の本質は「アクティブかパッシブか」というような小さな戦略の選択ではなく、株、債券リート、ヘッジファンドといった「資産配分」の選択とロングショート、レバレッジを含めた「大きな戦略」の選択です。このサイトでは儲かるために必要な情報を厳選してお届けします。ほかのサイトでは説明していないような株、債券、投資信託、ポートフォリオ、ヘッジファンドまでわかりやすく解説します。短期売買のようなばくちな運用手法は推奨しません。長期的に資産形成するための極意を教えます。またロボアドバイザーなどのようにマーケティング重視の中身のない運用業界の裏側も紹介していきます。

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